奨学金は主に給付型と貸与型の2つに分けられる。日本学生支援機構(JASSO)のほかにも、各大学や機関が奨学金制度を設けており、その種類や制度は様々。奨学金制度の利用者は増加しているが、奨学金は借りるだけでなく、その返済についてもしっかり考えなければならない。奨学金に関する様々な情報を配信する。
文部科学省は2024年5月9日、教職大学院を修了した正規教員らの奨学金返還を免除することについて、教育委員会などに通知した。2025年度(令和7年度)から教師となった者が対象。返還免除の運用基準などをまとめており、周知や対応を求めている。
旺文社は、国公立大・私立大合格を目指す受験生向けに「大学で何を学びたいか」最適な学問分野探しを特集した月刊「螢雪時代6月号」を2024年5月14日、将来なりたい職業に必要な資格と進学先選びをサポートする「螢雪時代6月臨時増刊 進路決定 資格・職業・奨学金ガイド」を5月30日に刊行する。
亀田医療大学は2024年5月2日、慢性的な看護師不足の解消に寄与すべく、2025年度看護学部入学生から「入学金・受験料を0円」にするほか、従来より30万円引き下げた「授業料70万円」の制度をスタートさせると発表した。オープンキャンパスは5月19日に開催する。
HLABは2024年5月1日、8月14日から21日に東京都内で開催する高校生向け夏合宿「HLAB TOKYO 2024」において、能登半島地震で被災した高校生および地方の高校生を対象とする「被災地・地方応援枠」と日本全国の国公立の高校生を対象とする「国公立応援枠」の2つの奨学金の新設を発表した。
キッズドア基金は、「ゴールドマン・サックス大学受験給付型奨学金2024」の応募を2024年5月13日午後9時まで受け付けている。対象は大学進学を目指す高校3年生と1浪生。受験応援金5万円と入学準備金10万円を500名に給付する。所得などに関する条件あり。
ソニーグループは2024年4月19日、理工系分野を学ぶ女子学生を支援するプログラム「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE」の創設を発表した。理工系分野を専攻する女子学生約10名に、年間最大120万円の返済不要の奨学金を給付する。募集期間は5月17日~7月12日。
大学4年間で世界7か国に移り住み、多種多様な価値観や能力を身に付ける先進教育を行う米ミネルバ大学が、2025年秋より東京を8つ目の滞在都市に加える。約1年という長期滞在の学習拠点としては、サンフランシスコ以外では初の試み。多国籍の学生約150人が来日予定。
横浜市は2024年4月16日、海外留学を支援する「令和6年度(2024年度)横浜市世界を目指す若者応援事業」の募集を開始した。対象は横浜市内に在住・在学する高校生など。募集締切は「姉妹校等留学プログラム」が6月7日、「個人プログラム」が5月31日(いずれも必着)。
大分県教育委員会は2024年4月16日、2024年度(令和6年度)大分県高校生海外留学支援事業について公表した。海外の高校に長期留学する高校生に上限30万円、短期留学する高校生に上限10万円の留学支援金を支給する。募集人数は、長期派遣5人、短期派遣20人。
埼玉県は2024年4月16日、高校生対象のオーストラリア短期留学「埼玉県・クイーンズランド州スカラシップ」の募集を開始した。留学期間は7月24日~8月9日で、授業料およびホームステイ費を免除する。募集人数は6人。申込締切は5月13日。
成田高等学校付属中学校は2024年4月10日、2025年度(令和7年度)入試より「SS(スカラシップ)入試」を新設すると発表した。募集定員は10名、試験教科は国語・算数の2教科。合格者は特別奨学生として、原則3年間、年間24万円の給付を受けることができる。これにともない、一般入試の募集定員は50名へと変更される。
2023年度に京都の私立大学に入学した自宅外生の初年度費用が、総額294万5,172円と、家計年収の約3分の1を超える割合となったことが、京都私立大学教職員組合公費助成推進会議が2024年4月10日に公表した調査結果から明らかになった。学費の上昇は物価高騰を上回っているとの意見もあり、家計への負担感は切実に増していることがうかがえる。
ガクシーは2024年4月8日、奨学金情報サイト「ガクシー」のアプリ版の提供を開始したことを公表した。奨学金の検索機能やランキング、コラム記事や一部奨学金の申請がアプリから可能になるという。
AFS日本協会は2024年4月8日、2025年に留学する第72期「年間派遣プログラム」の応募受付を開始した。異文化での生活体験を通じて、多様な人々と共に生きる力を育む、高校生向けの体験型学習プログラムで、38か国・地域へ、約330名の高校生を派遣する。A日程の応募受付は2024年5月27日正午まで。
人間総合科学大学は2024年4月4日、人間科学部心身健康科学科開設25周年記念事業として「リスキル応援給付奨学金」を、同学科の2024年度入学者全員(1年次入学・3年次編入学の正科生)に適用すると発表した。入学金と初年度半期授業料相当額が返済不要で給付される。
日本学生支援機構(JASSO)は2024年3月29日、「2022年度(令和4年度)学生生活調査」の結果を公表した。学費と生活費を合計した学生生活費は、平均182万4,700円。大学生の収入額は平均196万7,400円で、前回の2020年度調査と比べて家庭からの給付が減っている。