大学受験、子供は設置学部・保護者は学費を重視

 明光ネットワークジャパンは2024年5月16日、「高校生の志望校選びに関する実態調査」の結果を公開した。志望校選びで重視することに子供と保護者の温度差があり、保護者の3割超が子供の望む志望校にギャップを感じていることがわかった。

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高校生の志望校選びに関する実態調査
  • 高校生の志望校選びに関する実態調査
  • 志望校選びで重視していることは?
  • 子供の志望校を把握している?
  • 子供の志望校とあなたが子供に進学を望む大学にギャップを感じる?
  • 子供が進路・進学に関する相談をする場合、あなたは子供にとって有益なアドバイスができると思う?
  • 有益なアドバイスができないと思う理由は?
  • 子供や保護者はオープンキャンパスに参加したことがある?
  • あなたがオープンキャンパスに期待していることは?

 明光ネットワークジャパンは2024年5月16日、「高校生の志望校選びに関する実態調査」の結果を公開した。志望校選びで重視することに子供と保護者の温度差があり、保護者の3割超が子供の望む志望校にギャップを感じていることがわかった。

 「高校生の志望校選びに関する実態調査」は、4月8日から22日にかけて、高校生の子供をもつ全国の保護者800名を対象にインターネットで実施した。

 進学を希望している高校生の保護者732名を対象に、志望校選びで子供、保護者がそれぞれ重視していることを聞いたところ、子供の最多回答は「設置学部(33.2%)」、次に「偏差値(29.6%)」、「卒業後の進路(20.5%)」と続いた。また、保護者の最多回答は「学費(30.3%)」、ついで「卒業後の進路(27.3%)」「利便性(20.1%)」と続いた。

 「設置学部」については14.5ポイント、「学費」については23.3ポイントと大きな差があることがわかった。これらの結果から、子供と保護者では、志望校選びで重視する内容に違いがあることが明らかになった。

 子供の志望校について、69.5%が「把握している」(把握している:39.5%、どちらかというと把握している:30.0%)ものの、そのうち子供の志望校と保護者が望む志望校に34.2%が「ギャップを感じる」(ギャップを感じる:9.9%、多少ギャップを感じる:24.3%)と回答している。

 子供から進路相談を受けた際、37.1%が有益なアドバイスを「できると思う」(できると思う:8.0%、どちらかというとできると思う:29.1%)と回答した。一方で、21.0%が「できないと思う」(できないと思う:7.8%、どちらかというとできないと思う:13.2%)と回答。有益なアドバイスができないと思うと理由の最多は、「入試制度などの進学に関する情報を知らないため(40.5%)」、次に「子供に向いている専攻や職業がわからないため(32.7%)」「子供の進路・進学に関する考えをすべて把握していないため(28.6%)」と続いた。

 オープンキャンパスについては、「子供が参加した(23.4%)」、「保護者が参加した(4.9%)」、「子供、保護者共に参加した(24.5%)」となり、高校生のいる家庭の52.8%がオープンキャンパスに参加していることがわかった。オープンキャンパスに期待していることの最多は「学校の雰囲気や特徴を知れる(60.6%)」で、ついで「入学後の不安を解決(30.6%)」、「アクセス方法の確認(30.6%)」が並んだ。

《中川和佳》

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