【大学受験2026】創価女子短大、学生募集停止を発表

 学校法人創価大学は2024年5月1日、創価女子短期大学の2026年度(令和8年度)以降の学生募集を停止すると発表した。隣接する創価大学が2026年4月に開設予定の「経済経営学部ビジネス学科」(仮称)において、短大の教育理念や学びを引き継ぐとしている。

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 学校法人創価大学は2024年5月1日、創価女子短期大学の2026年度(令和8年度)以降の学生募集を停止すると発表した。隣接する創価大学が2026年4月に開設予定の「経済経営学部ビジネス学科」(仮称)において、短大の教育理念や学びを引き継ぐとしている。

 創価女子短期大学は、1985年に開学。「知性と福徳ゆたかな女性」「自己の信条をもち人間共和をめざす女性」「社会性と国際性に富む女性」を建学の指針に掲げ、約40年にわたって教育事業を展開してきた。2024年3月現在の卒業生は1万2,454人。

 18歳人口が減少し、共学・4年制大学志向が高まる中、短期大学の学生募集は厳しい状況にあり、創価女子短期大学でも近年は入学定員の未充足が続いていた。将来的にも厳しい状況が見込まれることから、3月28日の理事会において2026年度以降の学生募集停止を決定した。

 今後は、2026年度の開設を目指して創価大学が準備を進めている「経済経営学部ビジネス学科」(仮称)で、創価女子短期大学国際ビジネス学科の教育理念や学びを引き継ぎ、より幅広く専門的に学べるように対応。創価女子短期大学が培ってきた女性教育や資格取得支援、語学教育プログラムなどの特色は、創価大学の教育プログラムや研究所、各センターなどで受け継ぎ、創価大学全体として創価女子短期大学の建学の指針を継承するとしている。

 創価女子短期大学の学生募集は、2025年度募集が最後となるが、2025年度入学生を含むすべての在学生には、卒業に至るまで現在の教育環境を継続し、学生生活や進路・就職の支援などに万全を尽くすと説明。卒業後の証明書発行などの手続きも創価大学で対応する。卒業生の親睦や交流については、短大白鳥会(同窓会組織)を中心に継続するという。

 在校生には説明会を開き、保護者・保証人などには4月26日付で文書を発送している。学校法人創価大学と創価女子短期大学は「創立者が創価女子短期大学の女性教育を通じて構想された女性リーダー育成の伝統は、創価大学において着実に継承してまいります。2030年の創価教育100周年への学校法人創価大学の新たな一歩としてご理解を賜り、変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます」とコメントしている。

《奥山直美》

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