【高校受験2024】埼玉県公立高入試、学力検査は数理で難化

 埼玉県は2024年4月23日、2024年度(令和6年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜の実施状況を公表した。全日制課程の一般募集では、3万9,128人が受検し、3万4,034人が入学許可候補者となった。競争率は1.15倍。学力検査問題の平均点では、数学と理科が前年度を下回り難化傾向がみられた。

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令和6年度埼玉県公立高等学校入学者選抜学力検査結果(全日制の課程)
  • 令和6年度埼玉県公立高等学校入学者選抜学力検査結果(全日制の課程)
  • 令和6年度埼玉県公立高等学校生徒募集人員
  • 全日制の課程 一般募集等における応募状況
  • 不登校の生徒等を対象とした特別な選抜の実施状況/欠員補充の実施状況
  • 全日制の課程 総入学許可候補者数

 埼玉県は2024年4月23日、2024年度(令和6年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜の実施状況を公表した。全日制課程の一般募集では、3万9,128人が受検し、3万4,034人が入学許可候補者となった。競争率は1.15倍。学力検査問題の平均点では、数学と理科が前年度を下回り難化傾向がみられた。

 2024年3月の埼玉県内国公私立中学校等卒業予定者数は6万2,144人。2024年度埼玉県公立高等学校入学者選抜では、全日制課程で3万5,600人、定時制課程で2,140人の計3万7,740人を募集した。なお、全日制課程の募集人員には、伊奈学園中学校から伊奈学園総合高校、さいたま市立浦和中学校からさいたま市立浦和高校、川口市立高校附属中学校から川口市立高校に進学予定の230人を含む。定時制課程の募集人員には、吹上秋桜高校の秋季募集人員24人を含む。

 全日制課程の一般募集等では、3万9,414人が志願し、3万9,128人が受検。このうち、3万4,034人が入学許可候補者となった。全体の競争率は1.15倍。学科別の競争率は、理数1.59倍、国際文化1.48倍、外国語1.31倍などが高く、普通科は前年度(2023年度)同様1.17倍となった。

 欠員補充を実施した学校は48校、欠員数は1,251人。前年度より実施校は3校、欠員数は234人減少。ただし、学校数は1校が複数の学科で欠員補充を実施している場合があるという。欠員補充では299人が受検し、入学許可候補者数は291人。欠員補充後、募集人員を充足しない学校は40校あった。また、不登校の生徒等を対象とした特別な選抜は、全日制課程で354人が受検し、272人が入学許可候補者となった。

 学力検査問題の受検者平均点は、各教科100点満点のところ、国語58.1点(前年度比1.0点増)、社会65.7点(同1.6点増)、数学51.7点(同4.1点減)、理科51.6点(同6.6点減)、英語53.4点(同7.6点増)。2023年度と比較すると、数学・理科が減少し、国語・社会が微増、英語は大きく平均点を伸ばした。学校選択問題の受検者平均点は、数学50.2点(前年度比0.3点減)、英語54.8点(同1.9点減)であった。

 2024年度埼玉県公立高等学校入学者選抜の実施状況は、埼玉県Webサイトで公開している。

《畑山望》

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