園田学園女子大学は2024年4月22日、2025年度からの共学化にともなう大学名称変更について発表した。2025年4月より既存3学部のうち経営学部と人間教育学部の共学化を進め、あわせて大学名を「園田学園大学」へと変更する。また、短期大学部は2025年度から募集停止することも決定した。
園田学園は、1938年（昭和13年）に、地域の女性の高等教育振興を図ることを目的に設立。そこから80年以上もの間、多様な分野において、他者と支えあう女性を育成してきた。
近年大きく時代が動き、多様な価値観をもった人たちがともに進んでいく共創社会へと変化している。その変化に対応し、女性だけにとどまらない新たな学びの場として進化するため、3月25日の理事会にて、園田学園女子大学の校名を2025年4月より園田学園大学へと変更することを決定した。
加えて、2025年4月に経営学部と人間教育学部を、学園創立90周年を迎える2028年4月までに人間健康学部を段階的に共学化する。「学びたいすべての人へ」をキーコンセプトに、共学化を第二の開学と位置付け、これまで以上に大きな学部学科改編や教育改革を推進していくという。
まずは、経営学部、人間教育学部でボーダレスな教育環境を実現し、学びのフィールドを広げるほか、管理栄養士養成課程である食物栄養学科で企業と連携した新たな食品開発の学びを展開。学びの拡大にともない、人間教育学部児童教育学科は「こども学部こども学科」へ、人間健康学部食物栄養学科は「食マネジメント学科」へと名称を変更し、「経営学部ビジネス学科」「人間健康学部総合健康学科・人間看護学科」とあわせて3学部5学科構成となる。
なお、園田学園女子大学短期大学部については2025年度から募集停止となることが決定している。
