生徒と講師の相性を大切にすべてのニーズに対応…東京/関西個別指導学院

 塾の顧客満足度で評価する「イード・アワード2023塾」中学生 個別指導・全国の部で、東京個別指導学院/関西個別指導学院が最優秀賞、関西個別指導学院が高校生・大学受験生 個別指導・関西の最優秀賞を受賞するなど多くの賞を手にした。教育事業本部本部長を務める堤威晴氏に、受賞記念インタビューを行った。

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東京個別指導学院で教育事業本部本部長を務める堤威晴氏
  • 東京個別指導学院で教育事業本部本部長を務める堤威晴氏
  • インタビューに応える堤威晴氏
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  • 堤威晴氏

 塾の顧客満足度で評価する「イード・アワード2023塾」中学生 個別指導・全国の部で、東京個別指導学院/関西個別指導学院が最優秀賞、関西個別指導学院が高校生・大学受験生 個別指導・関西の最優秀賞を受賞するなど多くの賞を手にした。教育事業本部本部長を務める堤威晴氏に、受賞記念インタビューを行った。

創業以来変わらず大切にしてきた3つの教育理念

--堤さんのこれまでの教育との関わりについてお聞かせください。

 1997年に当社に新卒で入社しましたが、実は大学時代に当社の藤沢教室で講師アルバイトをしていました。何気なく始めた講師アルバイトでしたが、生徒の成長に伴走するという教育の仕事に夢中になり、そのまま入社を決めました。東京都や神奈川県の教室長や本社での人財部門などを経験したのち、事業部長やマーケティング本部長などを務め、現在は教育事業本部本部長として事業の責任者を務めています。小さなベンチャーだった当社が少しずつ規模を拡大し、会社として成熟していく姿にも伴走してきたと思います。

 特に私が共感しているのが、東京個別指導学院が創業以来変わらず大切にしてきた3つの教育理念「やればできるという自信」「チャレンジする喜び」「夢を持つ事の大切さ」です。当社への入社を決めたのも、この教育理念があったからです。

 教室での経験に加え、私たち自身が理念を実践する姿を見せることで、生徒の生き方そのものがより良い方向に変わることを実感しています。そんな東京個別指導学院の教室運営に携われることを日々誇りに思っています。

個別最適化し、すべてのニーズに対応

--イード・アワードのご受賞おめでとうございます。ご受賞をどのように受け止められていますでしょうか。

 当社では、企業理念に加えて経営方針として「お客さまに選ばれ続ける存在になる」を掲げておりますので、このような賞をいただけたことは私も含めて従業員一同大変嬉しく、自信にもなります。

 個別指導のパイオニアとして取り組んできた中で、「講師」「教材」「授業のわかりやすさ」など、さまざまな部門でお客さまに評価していただいたことを大変ありがたく思っています。特に講師については当社がもっともこだわっているところですので、そこをお客さまからご評価いただいたことを大変嬉しく思っています。講師の皆さんにとっても大きな励みになると思います。

--特に高校入試は都道府県ごとに実施していることもあり、地域や志望校により対策が異なると思いますが、どのように対応されているのでしょうか。

 個別指導塾にもさまざまな形態があります。当社では、生徒が使っている教材や学び方を受け入れながら、それに合わせた授業を提供するというスタイルです。教科書は学校によって違いますので、その教科書をベースに定期テスト対策をしながら、志望校対策を立てていきます。ひとりひとりに合わせたオーダーメイドカリキュラムで、あらゆるニーズにお応えしています。

 たとえば首都圏では東京、神奈川、千葉、埼玉に教室がありますので、都県ごとにベネッセグループの教科情報や、進路情報をベースにした入試対策をしながら「この子は私立の併願を強めに推してあげたほうが良いのではないか」など、生徒の性格や学力、さらに志望校に合わせて指導できる点は、当社の強みだと考えています。

講師の約3割が生徒出身、だから気持ちがわかる

--今回、「講師が良い塾」に選ばれましたが、講師の約9割が現役大学生だと聞いています。講師の採用や育成に関するこだわりポイントをお聞かせください。

 「あっ、この先生となら頑張れる!」と思える講師を、生徒自身で選べるということが大きな特長です。また、当社では生徒の目標達成を重視しています。講師は、生徒を信じ、励まし、目標達成まで伴走する大切な存在です。採用では学力だけでなく人間性を重視しています。

 講師の育成については、採用後の3か月間が非常に大切だと捉えています。教育理念や、顧客対応、指導技術などを、きめ細やかな研修で育成します。最初の教育はもっとも重要だと考えています。

 それともうひとつの大きな特長は講師の約3割が当学院で学んだ生徒だということです。自分が講師にしてもらって嬉しかったことを生徒にやってあげたいという思い。自分がこの場所で成長できたことの感謝を、講師になってお返ししたいという思い。成長の連鎖が起こりやすい環境です。

--生徒や保護者が東京個別指導学院/関西個別指導学院を選ぶ際のポイントは何だとお考えでしょうか。

 お子さんに勉強させたいと思っても「親の言うことを聞かない」という悩みをもっている親御さんは多いと思います。また、学校では集団で一定の進度で授業が進み、個々に対応することは難しい。そのため、どんな質問でも直接聞くことができる、頼れる存在であることが評価されていると思います。

 また、当社の指導法や「やればできるという自信」「チャレンジする喜び」「夢を持つ事の大切さ」という教育理念は、今の時代にマッチしているのではないでしょうか。

 ベネッセグループの調査では、子供たちの学ぶ意欲が年々低下しているという結果が出ています。生徒の気持ちに共感できる大学生講師の働きかけで、主体性をもって学びへの意欲を向上させることができていることが保護者の皆さまからご評価いただいているポイントではないかと考えています。

--生徒が先生を選ぶということですが、どのように決めるのでしょうか。

 入会時に教室長が、どのような感じの先生が良いかをヒアリングします。そのうえで、3~4人の講師を選び、今週はA先生、来週がB先生、その次はC先生という形で実際に授業を受けてもらいます。

 その後、生徒に感想や要望を詳しく聞いて、目標達成にもっとも適した教科ごとの講師を決めます。

--講師と生徒の相性を大切にされているということなのですね。

 そのとおりです。教科ごとの複数の講師と教室長、そして親御さんにも加わっていただき、ワンチームとなって連携することで、目標達成を力強く支えていきます。

--保護者を交えた3者面談もされていますか。

 はい。状況にもよりますが、面談は保護者、本人、教室長のほか、講師も交えた4者で行うこともあります。面談に講師が出席する個別指導塾は少ないと思います。

大学受験を見据え、年内入試にも対応

--進路指導はどのようにされていますか。

 進路指導は教室長などの社員が担当します。ベネッセグループとしての情報、進研模試など、充実した情報をもとに進路指導ができることは、当社の大きな強みです。

 今は進路選択も入試方式も多様化していて、たとえば、中学2年生の生徒さんや親御さんも、大学入試や将来を見据えて進路や学びを考える傾向があります。

 そのため、中学生や小学生を見ている教室長や教室社員が、大学受験のことも理解していることがとても大事だと考えています。中学・高校・大学と各受験の進路指導をすべてできるということはご評価いただいている理由のひとつになっていると思います。

--大学受験に関して、約半数が一般入試以外の選抜方式を利用するなど親御さんの時代とは大きく異なっています。そのため、親御さんがそうした情報を早い時期から知っておくことは大切ですね。

 中学生の親御さんにも大学受験の話をする機会は多いです。これができる塾は、多くないと思います。

--大学の推薦や総合型選抜が増えてきていますが、どのように指導されるのでしょうか。

 推薦・総合型選抜対策として、「志望理由書・面接サポート講座」を提供しています。自分自身を徹底的に分析したうえでアドミッションポリシーに沿った志望理由が書けることが大切な「志望理由書」については、教科指導で生徒さんに寄り添ってきた講師が12回のプロセスでじっくりと指導します。

 どういうことに興味があり、学校生活でどんな経験をしてきたのか、自身の過去を深掘りして引き出していきます。生徒自身が気付いていない長所や志望校に向いている点などを12回の講座を通じて可視化して自覚してもらい、生徒自身が言語化する。そうすることで、面接でも自身の言葉で語れるようになるわけです。

--講師の皆さんの全国大会があるそうですね。

 毎年3月に「TEACHERS’ SUMMIT」を開催しています。東京個別指導学院では、未来を担う大学生である講師に対して成長機会を数多く提供しているのですが、その最たる取組みが1年間のプログラム「教室年間計画」で、大総括会が「TEACHERS’SUMMIT」です。講師がチームとなって教室運営の計画を立案し、PDCAを回し、成果をプレゼンテーションします。全国260以上の教室の頂点といえるベストプラクティス最優秀教室を投票で決定します。

 講師は教室運営でビジネスの仕組みを学びながら、生徒と共に成長していきます。その中で講師がリーダーシップやロジカルシンキング、コーチング、コミュニケーション、プレゼンテーションなどのスキルを身に付けて実践することが、生徒の成果実現にも貢献します。働くひとりひとりがこんなにも主体性を発揮できる事業は他にないと思います。

 私たちがもっとも大切にしているのは生徒ひとりひとりの目標達成と教育理念です。お客さまから選ばれる存在であり続けるために、教室を生徒にとって安心して学べる場所として磨き上げ、講師の成長を通じて、指導の質を向上させていきたいと思います。

--皆さんの思いが通じ合えていること、そして生徒と講師の関係性の深さがとても良くわかりました。ありがとうございました。

 教育理念である「やればできるという自信」「チャレンジする喜び」「夢を持つ事の大切さ」は、まさにこれからの時代を生きる子供たちに求められるものではないだろうか。生徒と講師の深いつながりから、教室全体、さらには全社で高め合い、その熱量を生徒指導に注いでいく。そんな東京個別指導学院/関西個別指導学院の、生徒ファーストの姿勢が伺えるインタビューだった。

《編集部》

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